平成28年度特別研修会(胎蔵界曼荼羅供行法)

日時:平成28年12月3日(土)13:00~

会場:伊香保温泉ホテル天坊

講師:陸奥教区 真珠院住職 菅野澄順師

内容:

 来年1月26日に執り行う胎蔵界曼荼羅供法要に向けて、音用・法要次第・道場荘厳・所作の研修に続き、最終の講義となる胎蔵界曼荼羅供の行法についての研修を開催しました。講師に陸奥教区真珠院ご住職で、宗門の密教研究の専門家で在らせられる菅野澄順師をお迎えし、会員、賛助会員21名が参加しました。

 先生にはインドからどのように密教が伝わり、長安にて発展し、それらがどのような経緯で伝教大師や弘法大師に伝わったか密教の歴史からお話しいただきました。さらに修する印や真言にはどのような意味があるのか、曼荼羅の世界観もご教授いただきました。

 行院では印の組み方や所作で終わってしまい、なかなかその意味するところまで理解が及ばないまま終えてしまう行法ですが、先生がお話しされる密教の世界観、奥深さに参加者一同深い感動を覚えました。

 研修後は忘年会を先生を囲みながら開催し、懇親を深めました。