平成21年度一隅大会手伝い    H22 3/3(水)~3/4(木)

会場 伊香保ホテル木暮

内容 

 毎年恒例の群馬教区主催の「一隅を照らす運動」年次大会が伊香保温泉ホテル木暮にて開催され、群馬仏青も一隅大会事務局に交じり、午前10時に現地集合し、講師先生のお迎えと会場設営、受付のお手伝いをしてまいりました。  

 午後1時に開式、藤井宗務所長導師に「天台のおつとめ」を皆様と共に読誦し、第一講には一隅を照らす運動総本部長の福恵善高師に「『一隅を照らす運動』の近況」との題名でご講義いただきました。

 従来より、一隅を照らす運動では植林活動のボランティアや国内海外の救援活動等を行っています。またこれからの方針として、運動の実践三つの柱『生命・奉仕・共生』のアピールや、広報誌「きらめき」の普及を行っていくとのこと。

 また講師先生が天台宗修業道場、行院の行監(監督)を長く務めていらっしゃたことから、修行をする意義、環境の大切さについてもお話いただきました。

 続いて総本山延暦寺より、武覚超執行に「『不滅のともし灯』と伝教大師のみこころ」との題名でご講義いただきました。天台の教えがインド、中国を経由し日本に伝わり、現代へといたることを解説いただき、また伝教大師のおこころとして一隅を照らす、己を忘れて他を利する精神の大切さを説いていただきました。

 最後にご縁について「自分が好きな仏さま、憧れる仏さま、菩提寺のご本尊さまとたくさんの仏さまがいらっしゃいますが、どうかそのご縁を結び、大切にしていただきたいと思います」とお話いただき、講義を閉められました。参加者総勢が513名となり、広い会場も埋め尽くされ、盛大に執り行われました。

 世間では寺離れが騒がれる今日ですが、お大師さまのみこころを受け継ぎ、寺檀協力して、一隅を照らす世界を実現し、次の世代へと譲ることが現代を生きるわたし達の使命ではないかと感じ、みんなで小さなことでも少しづつ実践していただければ幸甚です。