第49回天台青少年比叡山の集い

日時:平成26年8月3日(日)~5日(火)

会場:比叡山延暦寺

群馬から参加の研修生数:12名

 

群馬仏青から参加のリーダー数:3名

内容

 一日目は結団式、発心会を行いました。お山の上という見知らぬ環境、周りにいるのは会ったばかりの新しい友達。一生懸命法要にのぞむ研修生達の表情はまだまだ硬く、その表情からはこれからはじまる三日間への不安や緊張が伝わってくるようでした。研修生にとってお山の生活は初めてのことばかりで、お堂の入り方や食事の仕方など、普段と違う生活に戸惑う研修生も多くいました。それでも、リーダーの話を一生懸命聞いて、お山の生活にちょっとずつ馴れようと、がんばる研修生達の姿が見られました。

 二日目は諸堂巡拝、世界平和祈りの集い、営火を行いました。天気はあいにくの雨。雨に負けないように研修生達は大きな声で励まし合い、馴れない山道を一生懸命歩きました。諸堂巡拝の途中には、リーダーからお堂の説明やクイズなどがあり、楽しく歩くことが出来ました。諸堂巡拝の後は世界平和の祈りの集い。様々な宗教の人が集まり一緒に平和について考えるという場で、研修生達もそれぞれの「平和」について思いを馳せているようでした。夜には営火を行いました。大迫力の演出と、それぞれの班によるスタンツ(出し物)で、目一杯盛り上がり、楽しみました。営火が終わる頃には、昨日までの様子が嘘のように、研修生同士で仲良くなり、その顔には笑顔があふれていました。

三日目は終了式を行いました。せっかく友達も出来て、お山での生活にも馴れてきたのに、もうお別れをしなければならず、研修生は寂しそうにしていました。ぎりぎりまで寄せ書きを書いたり、住所を交換したりして、みんなとのお別れを惜しむ姿が印象的でした。最後の修了式では、小堀先生のお話や、各班リーダーから研修生へのメッセージなどがありました。中には、思わず涙を流す研修生も。最初は不安そうだった研修生も、最後には「本当に楽しかった」と笑顔で言ってくれました。

研修の三日間、大きな怪我や事故もなく無事に終えることが出来ました。研修を通して子ども達の成長を見ることができ、とても充実した内容であったと実感しました。一回り成長した研修生達と、またお山の上で会えるのがとても楽しみです。