平成30年天台仏教青年連盟全国結集 群馬大会

日時：平成30年10月3～4日

場所：高崎市文化会館・多野部淨法寺

内容：

　天台仏教青年連盟全国結集群馬大会が平成30年10月3日・4日に開催されました。今回は「伝統と継承～祈りと文化～」をテーマに、近年稀に見る規模の充実した大会となりました。

　結集初日は、高崎市文化会館にて、能楽の公演が行なわれました。本県出身の能楽師である下平克宏氏の主演により、天台宗にゆかりの深い『善界』が上演されました。演能後には、青年僧の代表者と下平氏、また前橋市文化スポーツ観光部参事の手島仁氏らによる座談会が行なわれ、仏教と能楽に関する多様な意見が交わされました。会場には、森定一隅本部長様をはじめ教区内外の諸大徳、檀信徒様など、約六五〇名もの方々にご来場を賜りました。

　二日目は、多野部浄法寺様を会場として、宗祖大師報恩法要を執行致しました。連盟代表の谷晃仁師を導師として、各教区仏青の代表者による『法華懺法』が勤修されました。前日に引き続き、下平氏にもご参列を賜り、『法華経』による滅罪をうたった能楽『砧』の仕舞をご奉納いただきました。法要という厳粛な空気の中で、前日の公演とはまた違った能の魅力と、仏教との親和性をあらためて感じられる機会となりました。