天台宗社会部・天台仏教青年連盟合同防災士育成研修会

日時:平成25年12月17日(火)~12月18日(水)

会場:天台宗務庁大会議室

講師:大津市消防局西署の救急隊員の皆さん、日本防災士機構

内容

 天台宗社会部と天台仏教青年連盟共催の防災士育成研修会に、全国の天台仏教青年会会員70名が集い、当会からも会長以下4名が参加しました(内1名は連盟役員)。

 防災士とは社会の様々な場で、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつそのための十分な意識、知識、技能を有するとしてNPO法人日本防災士機構が認定した人たちのことをいいます。

 防災士には「災害時の、公的支援が到着するまでの被害の拡大の軽減」、「災害発生時の被災者支援活動」、「平常時の防災意識の啓発、自助、共助活動の訓練」といった活動を家庭、職場、地域の様々な場で行うことが期待されています。青年僧が地域防災の中心人物となり、いかに多くの人命救助に携われるかを念頭に、天台宗と天台仏教青年連盟との共催で執り行われました。

 普通救命の講習、地震津波のメカニズムと災害発生時の避難方法の講習、AEDの操作と救命処置法、今後起こりうる地震等の災害への備え、避難所の設営・・・などの研修に加え、防災士資格認定試験も執り行われました。

 地震や台風が発生する災害大国の日本で、いかに多くの人命救助に僧侶が携われるか、地域社会のコミュニケーションがいかに大事か考えさせられました。今回参加した4名全員が試験に合格し、これから防災士としていかに対応するかさらに研鑽してまいります。