栃木仏青主催:東京ジャーミィ他見学研修

日時:令和元年10月24日(木)

場所:東京ジャーミィ、東京カテドラル聖マリア大聖堂

内容:

 栃木県天台仏教青年会様主催のイスラーム寺院・キリスト教教会見学研修に群馬仏青から4名が参加致しました。

 この研修は、青年僧として様々な文化への理解と交流を基に自らの実践を深めることが重要との観点から、栃木仏青様が企画されました。栃木仏青を中心に関東の各仏青から参加があり全体で約30名による研修でした。

東京ジャーミィはイスラム教のモスクで、東京ジャーミィトルコ文化センター勤務の下山茂様にご案内いただき、見学を致しました。

 モスクの壁や天井には幾何学模様(アラベスク)が描かれており、無限の広がりを表しているとのことでした。偶像崇拝が禁止されているイスラム教では、代わりにこうした模様や装飾が高度に発達しました。

 また、見学の最中には定時の礼拝が行われ、聖地メッカの方角に向かい、コーランを暗唱するイマームが中心となって複数の信徒の方々が座礼拝を行っておりました。

 なお、床の絨毯には平行の線が刺繍されており、信者はこの線に沿って横並びになります。これは、神の前で皆平等であるというイスラームの精神を表しています。

 また、イスラム教徒はモスクでの礼拝を通じて、信者同士が集うことを重視しています。個人主義とは縁遠く、社交や互助、連帯の精神が非常に発達しているとのことでした。

 

その後、キリスト教の東京カテドラル聖マリア大聖堂を見学しました。カトリック教会で、とても天井も高く広くモダンで独特な作りでした。次の日がコンサートのようで聖歌のリハーサルをしており、響き渡り荘厳でした。
 全体を通して非常に有意義な研修に参加することができ、改めて今回の研修を企画した栃木仏青様に感謝申し上げます。