祖師先徳鑚仰大法会三県合同企画「『和讃』から見た慈覚大師の生涯」

日時:平成27年2月5日(木) 14時~

場所:笠間市押辺2525-4 茨城教区宗務所

講師:叡山学院学監 桑谷祐顕師

内容

 茨城仏青(榎戸俊道会長)主催で、三県仏青合同企画の慈覚大師研修会が「『和讃』から見た慈覚大師の生涯」をテーマに茨城教区宗務所を会場に執り行われ、群馬仏青から15名がこれに参加しました。

 講師に天台教学と祖師方の業績を研究されている叡山学院教授桑谷祐顕師をお招きし慈覚大師のご生涯と業績についてご講義いただき、栃木、茨城の仏青会員合わせておよそ40名が耳を傾けました。

 大師の伝記や生涯は『日本三大実録』(901年)や『日本往生極楽記』(985年)など数多くの資料からうかがい知れ、桑谷先生は丁寧に一つ一つの文献を紹介され、この1150年の御遠忌に復刊された『慈覚大師和讃』に余すことなく大師の生涯や奇瑞が記載されていると指摘されました。また大師が巡錫された中国五台山を、訪れたときのご自身の不思議な体験もお話しされました。

 講義の後は参加者全員で『慈覚大師和讃』をお唱えし、ご遺徳を偲びました。