栃木仏青主催『法華経講義』

日時:平成29年6月16日(金)13時30分~

会場:宇都宮市文化会館第2会議室

講師:東京教区 明静院住職 張堂興昭師(大正大学講師)

内容:

 栃木県天台仏教青年会(二見亮覚会長)主催の法華経研修会に、当会から藤井会長含め4名がこれに参加しました。地元栃木教区のご住職や、茨城教区からもご参加がありました。講師に大正大学や教師研修会で教鞭をとられている張堂先生をお迎えし、法華経、法華玄義、摩訶止観などをテキストに、天台の修行論、悟り、十界互具を解説いただきました。

「天台の目指す悟りとは諸法十界であり、私たちの心と仏の心、衆生と地獄も餓鬼の心も隔たり無く、それらが全て自分の中にあるということ」「仏教の実践は一生をかけて取り組むもの、来世ではなくいまこの瞬間瞬間が悟りの実践道場なのだ」と語られる言葉は、力強いものがありました。

 檀家のみならず、我々僧侶にとりましても難解ではある天台の教学ですが、ひとつひとつ丁寧に解説いただく先生のおかげで、その奥深さに触れることが出来ました。そして生涯をかけて修行を実践し、勉強することが天台の本懐なのだと気づかされた研修でした。

 教師研修でもこの天台の修行、教学は取り上げられますので、是非多くの方にご参加いただき、共に世を照らしていく原動力となることを願ってやみません。